【盛況のうちに終了】12月1日(金)【ハイブリッドイベント】価値共創ワークショップ「紙オムツ処分に伴う課題・ストレスのない社会を目指して」

2023年最後のハイブリッドイベント(セミナー&ワークショップ)のご案内です。

*本イベントは一般社団法人イノベーション・デザイン・ラボとの共催です。

 

未解決の社会的課題にこそ、新しいビジネスのタネ・ヒントが潜んでいます。

異業種の入り混じった多様な観点から「紙オムツ処分に伴う課題・ストレスのない社会を目指して」様々な解決の切り口を議論するとともに、参加者の皆様に新たなビジネスチャンスをつかんでいただきたいと考えております。

 

1.「紙オムツ処分に伴う課題・ストレス」について知り、それらのない社会を目指して議論する

日本の高齢化の深刻さは論を待たないかと思います。そして、高齢化に伴う健康寿命と死亡寿命の差を、多くの企業や研究者が課題と捉え、その差を埋めるための取り組みに力を注いでおられます。

しかし、健康寿命と死亡寿命の間に、我々が付き合うことになるであろうもう一つの深刻な問題として、介護、その中でも特に現場負担の大きいのが紙オムツ・尿取りパットの対応があります。実際に既に対応されておられる方もいますし、今後経験される可能性も多いにありえる点では、非常に身近な問題です。

また昨今のGHG削減の観点においても、高吸水の紙オムツ・尿取りパットのサーマルリサイクルは、難燃焼によるCO2排出量増加の一因となっています。

このように紙オムツ・尿取りパットに関しては、大きく分けて、家庭・介護現場での課題(ストレス)、ゴミ処理での課題の2つの課題を生み出しています。

 

家庭・医療・介護現場での課題(ストレス)
  ・ニオイ ・保管場所(特に都市部)
  ・捨てる際の重さ

 

ゴミ処理の課題
  ・焼却場への運搬に伴う環境負荷(吸収した水分の分、重くなり、また体積も大きくなる)
  ・焼却時の環境負荷(水分を多く含み、焼却時CO2排出増の恐れ)

 

これらの課題は、乳幼児でも同様ですが、大人の場合は排泄量が多く、またオムツ・尿とりパッドと付き合う期間も一般的に長くなっています。

*健康寿命と死亡寿命の差は、男性で9年間、女性で12年間と言われております。

今後、30年以上は、紙オムツゴミの発生量は増大し続ける見込みです。すなわち、総人口が減少する中で75歳以上人口は増え続け、ピークを迎えるのは2055年、2479万人です。これは2022年の75歳以上人口1936万人から、543万人の増加(28%増)となります。

出所:内閣府「令和5年版高齢社会白書

 

そして、この課題は、日本のみならず、高齢化や人口増加・長寿命化に直面している世界の多くの国々でもすでに顕在化している/顕在化しつつある問題です。

今回は、この世界的な「紙オムツ処分に伴う課題・ストレス」について、わかりやすくご解説いただくとともに、皆様とそれらのない社会を目指して議論するワークショップの場をご用意いたしました。

 

2.講師は「紙オムツ処分ストレスのない社会」を目指している国交省の女性官僚

講師をしてくださるのは、紙おむつ・パッドの処理/それに伴うストレスに「下水道」の観点からおよそ10年に渡って向き合っておられる公益財団法人日本下水道新技術機構 の阿部 千雅さんです。阿部さんは、排泄の未来をデザインする 産学官民一体プロジェクト「Deasy」の仕掛け人の一人でもあります。

紙おむつ・パッドの処理に対して、日本で最も熱意を持って、粘り強く取り組んでいるのが阿部さんだと言っても過言ではありません。

また阿部さんは、旧建設省で下水道の部署に配属された最初の女性でもあります。

そして、今を去ること10年前、下水道業界で働く女性たちの自主勉強会で、自分達の30年後を切実に考えたことで、「紙おむつの処分ストレス」がピックアップされたそうです。

ダイバーシティ/女性活躍といった観点からも、男性が中心であった組織で、社外ネットワークや女性としての視点も活かしながら活躍する阿部さんのお話から学ぶことも多いかと思います。

 

3.多様な参加メンバー

今回の講演・ワークショップは、当会同様、新事業・研究開発部門やスタートアップの異業種コミュニティである一般社団法人イノベーション・デザイン・ラボとの共催となっております。

価値共創研究会のメンバーのバックボーンも多様ではありますが、いつも以上に多様なメンバーとのワークショップや懇親会でのディスカッションをお楽しみください。

 

以上の通り、今回の講演・ワークショップは、多角的な観点から、非常にエキサイティングなコンテンツとなっております。

ぜひ周囲の方々とお誘い合わせの上、ご参加いただければと思います。

 

お申し込みはこちらから

 

4.開催概要
【主催】
一般社団法人イノベーション・デザイン・ラボ
一般社団法人価値共創研究会
(開催協力:株式会社クラレ イノベーションネットワーキングセンター)

【開催日】
 2023年12月1日(金) 14:15-17:40(14:00開場)

【リアル会場】
株式会社クラレ本社(JR東京駅、日本橋口を出てすぐ) 21Fイベントホール
*本イベントは、「ZOOM」を使ったライブ配信を併用したハイブリッドイベントです。
 (できるだけリアル会場でご参加いただけますと幸いです。)

【参加費】
 無料(懇親会参加費2,000円、希望者のみ)

【プログラム】
1)講演



講師:  Deasy実行委員会 Stage2 代表 阿部 千雅さん
テーマ: 
紙オムツ処分に伴う課題・ストレスのない社会を目指して

 

2)ワークショップ
・講師からの投げかけに対するグループディスカッション、
・ディスカッション内容のグループ間共有
・全員での課題解決に向けたフリーディスカッション

 

3)懇親会
講演・ワークショップの参加者で懇親会(18:00-20:00、参加費2,000円、希望者のみ)
*会場は同フロア内の懇親会のできるエリアとなります。
 会場の片付けにご協力ください。

【お申し込み方法】

本ページ下段の申込みフォームからお申し込みください。
  

 

【申し込みからご聴講までの流れ】

●下記のフォームからお申し込みください。
●お申込みの際に、ご記入いただいたメールアドレスに後日、リアル会場への入館方法等、詳細のご案内をお送りいたします。
(Zoomのリンクは当日の午前中までにお送りいたします)

注意事項
・オンラインでの本セミナーの受講にあたっての推奨環境は「ZOOM」に依存します。
 受講者の方のお手元のPCなどの設定や通信環境が
 受信の状況に大きく影響いたしますので、ご自分の環境が対応しているか、
 お申し込み前の確認をお勧めいたします。

・オンラインでのご参加の場合インターネット経由でのライブ中継ですので、
 回線状態などにより、画像や音声が乱れる場合があります。
 また、状況によっては、講義を中断し、
 再接続して再開する場合がありますが、予めご了承ください。
・万が一、当社や講師側(開催側)のインターネット回線状況や
 設備機材の不具合により、開催を中止した場合には、実施日の再調整等で対応させていただきます。

・オンラインでセミナーに参加される際に利用されるZOOMアカウントは、参加者一人につき、
 1アカウントでお願いいたします。

・受講中の録音・撮影等は固くお断りいたします。

・当会および講師の競合他社(研修会社、コンサルタント等)の参加は
 お断りさせていただく場合がございます。